木古内中学校

校長挨拶

 令和7年4月から、木古内町立木古内中学校の校長を務めている、深見亘(ふかみ わたる)と申します。

 本校は、令和7年度に新たに15名の新1年生を迎え、全校生徒53名、教職員23名でのスタートとなりました。本校では、校訓「自律、連帯、創造」を掲げ、生徒と教師がともに学校生活で常に目指す姿として示しています。

 この校訓は以前から本校にあるものですが、現在、我が国が目指している学びの方向性と合致していることに驚くとともに、策定された方々の慧眼には敬意を表するところです。

 現在の学習指導要領やいわゆる「令和の日本型学校教育」では、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図り、新たな時代を切り拓く人材を育成することが重要とされています。

 「自律」は「個別最適な学び」、「連帯」は「協働的な学び」、「創造」は「新たな時代を切り拓くこと」に通ずるものと解釈すると、一見、流行であると思われがちなことが、実は、不易な事柄であることが分かります。

また、この校訓は、生徒のみに向けて示されたものではなく、おそらく、教職員も「自律、連帯、創造」を胸に刻み、自主的に研鑽を積み重ね、教職員が一つのチームとなり、新たな学校を創り上げていくように、先人が示したものと捉えることができます。

 私たちは、「1人1人の確実な成長」を合言葉に、全力で生徒の豊かな学びを支え、応援し、本校のあらゆる教育活動において、その実現を図っているところです。

さて、木古内中学校の教育を進めていく上で、保護者や地域の皆様の御支援と御協力も非常に重要です。

保護者や地域の皆様にとっては、もちろん、我が子や関わりのあるお子さんのことが一番の関心事であると思いますが、学校にいらっしゃった際や地域で子どもたちと出会った際には、成長の途上にある生徒全員のサポーターという気持をもって温かく接していただければと考えております。

保護者や地域の皆様と私たち教職員がしっかり手を携え、木古内町の宝である生徒全員の学びを応援し、皆さんと一緒に、大きな成長を見守る喜びを分け合って参りましょう。

今年度も木古内中学校への御支援・御協力をお願い申し上げます。